今年度の教育重点施策等

令和元(平成31)年度の教育重点施策

つながりを力にして

~現実と向き合い、様々な困難を乗り越えながら、社会を構成する一員へ~

現在、本市においては人口減少や少子高齢化の進行に伴い、家族形態の変化をはじめとする地域社会の変化が生じてきている一方で、第4次産業革命ともいわれる技術革新により、身近にあるあらゆるものがインターネットにつながり(IoT)、人工知能(AI)が進化し、我々人間が担って行っている仕事を機械がとって替わっていくなど、社会の変化を予測することが困難な時代を迎えています。
これからの社会を生き抜くためには、何を課題として捉え、どこに向かって進むべきなのかを視野入れ、正解が一つではなく、解決への道筋がすぐに明らかにならないことに対して、様々な人と協力し、試行錯誤と検証を重ねながら「納得解」を導き出していく力を育むことが求められています。
そのような状況を受けて、学校現場においては、基礎基本の習得と定着、既存の知識など応用し、活用していく力を育むために、習熟度別少人数学習や少人数のグループ学習など新学習指導要領の趣旨を実現するための授業づくりの推進・充実を図ります。
さらに、保育園、幼稚園、認定こども園、小学校、中学校のつながりと、家庭、地域とのつながりを力にして小中一貫教育を4中学校区において推進していきます。知・徳・体をバランスよく育み、生きる力を備え、生涯を通じた「人格の完成」に資するため、学校教育の推進に努めてまいります。
また、昨年度は大阪北部を震源とする地震や猛暑、台風21号などにより、本市でも多くの被害が発生しました。今年度も昨年度の災害復旧の取組と安全で安心な教育環境の充実に向けても取組を進めてまいります。
併せて学校、公民館、体育館等を教育コミュニティの拠点として位置付け、保護者や地域住民等の多様な人々が集い、つながりながら文化活動やスポーツ活動などを通して、生涯にわたって活き活きと過ごし、豊かな人生を送ることができるよう、社会教育の推進に努めてまいります。
これらの理念を実現するための具体的方策として「泉南市教育大綱(平成27年10月策定)(計画期間:平成27~31年度)」並びに「泉南市教育振興基本計画(平成28年7月策定(計画期間:平成28~31年度)」に基づき、「泉南市学力向上3か年計画」を策定し、あらためて子どもたちの学力向上の充実に向けて努めてまいります。
教育委員会では、本市の全ての子ども達が将来に明るい夢を描き、自分たちが住むまちを愛し、泉南市に生まれて良かった、学んで良かったと思える教育を目指し、これらの取組を強力に推進していくこととしています。
 

基本方針(1)就学前保育教育の充実

生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期であることを踏まえ、幼児の生活や遊びという、直接的、具体的な体験を通して、人と関わる力や思考力、感性や表現する力などを育み、社会と関わる人として生きていくための基礎を培う就学前保育教育の充実を図ります。

・子どもの権利の視点に根差した教育活動の推進

・幼児期のおわりまでに育ってほしい10の姿を意識した、遊びの充実

・子ども理解、遊びの質の向上のための教職員研修の充実

・泉南市立幼稚園教育課程の見直しと再構成

・泉南市人権保育推進プランに基づく人権保育の推進

・人とつながる力の育成をめざす学級集団づくり

・遊ぶ力の育成や発達に必要な体験が得られる適切な環境づくり

・栽培活動や会食等を通した食育の推進

・未就園児を対象とした園庭開放・親子登園の充実

・在園児の家庭を対象とした子育て講座や相談事業等の保護者支援の充実

・ともに生き、ともに育つ支援教育の推進

・保・幼・こ・小・中連携の推進

基本方針(2)小中学校の教育力の充実

「生きる力」を育み、自他を大切にする子どもの育成を目指します。その中で、小中一貫教育を視野に入れた校種間連携の下、学校と家庭において主体的、対話的で深い学びを創造することで、すべての子どもの学力を保障します。また、すべての子どもが学校生活を楽しみながら、豊かな人間性と健やかな体を育むことを目指します。

・小中一貫教育にむけての組織的取組の推進

・学力向上3か年計画を推進するための学校活性化計画の充実

・泉南中学校教科センター方式での全市的な教科指導の研究の充実

・タブレット活用をはじめとしたICT教育の推進

・教職経験者や大学生等を活用した放課後学習の充実

・家庭学習の手引きの活用による家庭学習の充実

・泉南市人権教育推進プランに基づく人権教育の推進

・教科化をふまえた道徳教育の充実

・外国語・英語教育の推進

・児童生徒の問題行動・不登校の減少

・人権問題解決を見据えた多様な他者とつながる人間関係づくり・集団づくりの推進

・中学校区におけるキャリア教育の組織的推進と進路指導の充実

・関係機関と連携した支援教育の充実

・障害理解・子ども理解のための教職員研修の充実

・学校給食の安心安全な提供と献立の充実

・学校給食センターと連携した食育の推進

・児童生徒の体力づくりの推進

・学校司書の配置による学校図書館の充実

基本方針(3)明るく安心できる学習環境の整備、充実

誰もが明るく安心できる学習環境を構築します。教職員の資質能力の向上を推進し、子どもの最善の利益に基づく学習環境の整備に努めます。また、調整区の解消に努めるとともに、子どもの相談体制の充実を図ります。

・管理職経験者などによる教職員の資質向上のための人材育成の推進

・体罰の根絶

・経験年数に応じた教職員研修の充実

・保育教育のつながりを見通した保・幼・こ・小・中の教職員合同研修の推進

・就学援助制度等の実施による保護者負担の軽減

・関係機関・学校園と連携した相談体制の充実

・相談、救済システムの在り方検討

・中学生を対象とした子どもの声レターを配布

・教育委員及び指導主事等による定期的な学校訪問の推進

・調整区解消に係る人権問題の解決につながる教育コミュニティづくり

・「泉南市教育振興基本計画の理念実現を図る学校規模適正化を含めた学校の在り方について」の市民への周知

基本方針(4)安全、安心な教育環境の整備

社会情勢の変化に適切に対応するため、子どもたちにとって学習の場であるとともに、一日の大半を過ごす生活の場でもある学校の教育環境の充実に努めます。

・泉南中学校建替え事業の推進

・安全、安心で良好な教育環境整備の充実

・学校安全に関する教職員研修の実施

・総合的な学習の時間等を活用した地域住民と保護者、児童・生徒との交流の促進

・学校支援地域本部事業の活性化

・「学校園たより」ブログ等による情報発信の活性化

・子どもの見守り活動による犯罪・交通被害の防止

基本方針(5)生涯学習の推進

学校、公民館等を拠点として、子どもを中心に学校、家庭、地域がつながり、協働して子どもを守り育てる教育コミュニティを創造し、地域の総合的な教育力向上を目指すとともに、地域住民や各種団体の協力の下、子どもが安心して集うことができる居場所づくりを整備します。

・人権尊重を視点においた教育コミュニティづくり

・子どもの権利の視点に根差した社会参画を図る「せんなん子ども会議」の開催

・様々な知識を学べる場、体験できる場、生き方のモデルと出会える場を提供する講習・講座事業の推進

・子ども達の将来に明るい展望を描くきっかけとなる「子ども夢事業」の推進

・発掘調査等で得られた文化財や市民公募の文化財等の展示・公開・活用の推進

・史跡海会寺跡広場のガイダンス、フィールドワーク等を通じた歴史学習の提供

・地域資源の魅力再発見や郷土愛醸成のための市民協働による文化財の啓発

・体育・スポーツ活動の推進と健康の増進のための機会の提供

・ワールドマスターズゲームズ2021関西大会の開催に向けた取組の推進

・公民館による活動・発表・交流の場と機会の提供

・地域の情報拠点としての図書館の整備

・近隣自治体との図書館相互利用の推進

・読書活動の推進

・学校図書館司書との連携による学校図書館の充実と支援

・学習情報や学ぶ機会の提供、学習相談など市民の自主的な学習活動の支援

・放課後、家庭が留守になる児童の健全育成のために、適切な遊びや生活の場を提供

・放課後や夏休み等の子どもの居場所づくりの推進

・子どもの権利条例・新たな青少年センターのあり方基本方針の視点に立った安全・安心な放課後及び長期休業期間の子どもの居場所づくりの推進

・「おおさか元気広場推進事業」の活用の推進

学校教育の重点目標

 学校教育の重点目標

1.保育・教育力の取組

(1)小中一貫教育をはじめとした校種間連携の推進

(2)一人ひとりの学びと育ちを保障する環境構成、保育教育内容の充実

(3)新学習指導要領(幼稚園教育要領)を踏まえたカリキュラムマネジメント
1.子どもの実態を踏まえた目標を設定し社会と共有
2.主体的・対話的で深い学びの実現
3.誰もが分かりやすいユニバーサルデザイン授業の工夫
4.学習指導の充実と学習評価についての研究

(4)『泉南市学力向上3か年計画』(別紙)

(5)外国語・英語教育の充実

(6)放課後学習・家庭学習の推進

(7)読書活動の推進

2.豊かな心と健康・体力

(1)自己実現のための発達段階に応じたキャリア教育の推進

(2)規範意識、忍耐力、自律性の育成など道徳教育の充実

(3)不登校・長期欠席、問題行動をなくすための組織的・計画的な取組

(4)健康教育・食育の充実と体力づくりの推進

3.人権尊重を基にした互いを認め合い支えあう集団づくり

(1)自他を大切にする人権感覚と多様な他者との協働による人権問題解決のための行動力の育成

(2)ともに学び、ともに育つ集団づくり

(3)学びあう時間の確保、学びあう集団づくりの推進

(4)「子どもの権利」の視点に立った、子ども参加によるクラスづくり・学校園づくり

4.教職員の資質向上

(1)教職員の組織的・継続的な人材育成

(2)体罰の根絶

(3)教職員の長時間勤務の縮減

目標達成のための方策

1. 小中一貫教育の推進~保幼こ小中の連携で学力向上、問題行動の減少を~

(1) 保・幼・こ・小・中の継続的な連携を通した学力保障の推進

(2) 小中一貫教育を推進する9年間を見通した指導の一貫性・系統性の確保
1. 小・中学生の学習習慣・学習規律の接続
2. 児童生徒理解、指導の統一化(ISPシートの共有によるきめ細かな支援など)
3. 学習内容の定着を図る取組(朝学習、放課後学習など)

2.学校園運営体制の確立

(1) 学校評価を通した課題の把握と具体的手立てに基づいたPDCAサイクルによる教育推進

(2) 泉南市学力向上3か年計画に基づく学校活性化計画による指導方法の工夫・改善、授業の充実

(3) 少人数・習熟度別指導による基礎・基本の徹底と学力向上

(4) 障害のある児童生徒の障害特性の理解ときめ細かな対応

(5) 全ての教職員が自らの人権意識を絶えず見つめ直しつつ推進する人権尊重の学校園づくり

(6) 「泉南市子どもの権利に関する条例」をふまえた学校園づくり

(7) 子どもと向き合う時間確保のための効率的な会議設定等、管理職による勤務時間の管理

(8) 教職員の組織的・継続的な育成と管理職の養成

(9) 快適・安心・安全な学校園施設整備の推進

(10) 管理職を中心にした危機管理体制の確立

3.教職員の育成と研修の充実

(1) 教員の授業(保育)力、人間力を磨く校内研修の充実と研修への積極的な参加

(2) 子どもの全てを受けとめる多様な価値観と子どもの視点を大切にする人権感覚の醸成

(3) 人材育成を軸にすえた評価・育成システムの効果的な活用

(4) 教職員の綱紀保持と服務規律の確保

4.学校園・家庭・地域、関係機関との連携関係

(1) 情報公開と説明責任を果たす学校園の取組の充実

(2) 学校協議会、学校教育自己診断等学校評価を生かした学校園経営

(3) 学校園・家庭・地域の一層の連携と人権尊重の視点に立った教育コミュニティづくり

(4) 学校園・家庭・地域と連携した子ども達の安全・安心の確立

(5) 生徒指導充実のための関係機関との連携体制の構築

(6) 教育相談体制の充実ときめ細かく粘り強い生徒指導

(7) 幼稚園における預かり保育・未就園児親子登園等子育て支援の充実

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