パイナップルの再生栽培 #01 冊子追加

自然と触れ合う 公開ガーデニング講座

コロナ禍でも、多くの方々に公民館講座を受講していただくため、
あえて受講生を集めず、 ポスターや冊子、ウェブサイトなどで
講座内容を発信
しています。(公開講座)

公開ガーデニング講座第2弾は、
パイナップルの葉っぱから「 再生栽培 」に挑戦します。
令和3年5月29日開始
ウェブ用ポスター画像

パイナップルは、年間を通して販売されていますが、
パイナップルの再生栽培をするときは、
気温20℃以上を推奨します。

冬場管理は10℃以上を推奨します。
10度未満になる場合は、水やり回数を控えてください。

うまく育てれば、2~3年で実がつき収穫できます。
良い匂いも楽しめます。

本講座では、質問や感想、栽培報告なども受け付けておりますので、
ぜひ、この機会に「 新型 公民館講座」を体験してくださいね。
連絡先は、本ページの最下部に掲載しています。

パイナップルは、病害虫の心配が少ない植物で育てやすいですが、
カイガラムシという虫に注意してください。

 

おすすめリンク
NHK出版 みんなの趣味の園芸 パイナップルのページ

 

パイナップルの再生栽培01

それでは、講座の始まりです。

必要な物

まず、必要な物は、下記のとおりです。

  • 紙ポッド、または植木鉢
  • 受け皿
  • 土(水はけのよい酸性土が適しています、肥料入りもおススメ)
  • 葉っぱ付きのパイナップル

それぞれの詳しい内容は、以降の説明文中にあります。

これら以外に、

  • 小型スコップ
  • 手袋
  • ジョウロ、または、お水を入れる容器(空のペットボトルなど)

があれば便利です。
ほとんどの物は、ホームセンターや100円ショップ、園芸店などで入手できます。

挿し芽づくり

パイナップルを丸ごと購入した際、上部に付いている葉っぱ。
一般にクラウンと呼ばれています。(下図)

パイナップルのクラウン画像

このクラウンは、通常は捨てていますが、再生栽培するときは、
下記のように 果肉や葉っぱを取り除いてください。

この作業は、とても大切で、手を抜くとパイナップルが腐ってしまいます。

皮や果肉を取り除いた後の画像

拡大すると、下図のようになります。

発芽処理の拡大図

しっかり処理できたら、数時間~1日ぐらい乾燥させます。
 

栽培道具の準備

この間に、下記のような 紙ポッド(植木鉢でも大丈夫)、
受け皿 を用意します。
これらは、ホームセンターや100円ショップでも購入できます。

おススメの紙ポッドの画像

紙ポッドに土を入れた画像

園芸用の土を用意し、ポッドに入れます。
パイナップルの場合、水はけの良い酸性の土が良いですが、
アルカリ性でなければ大丈夫です。
肥料の入った培養土や、種まき専用の培養土などもあります。

また、土は、紙ポッドの上から15~20ミリ程度のスペースを空けて入れてください。
ウォータースペース
一般に「ウォータスペース」と呼ばれるもので、
水やりの際、ここに水をため土に浸透させます。

挿し芽を植える(令和3年5月30日)

土を入れたら、パイナップルを差し込みます。
先ほどの剥いた部分が隠れるくらいで良いです。
そして、受け皿にお水を入れ、土表面にもお水をかけてください。

お水を上げる様子図

どんどんお水が浸みていきます。
受け皿にお水を入れるだけでも、
ポッド内部の土に水分が吸収され、湿っていきます。

忙しい時は、受け皿のお水だけでも大丈夫です。

最初は、1日程度、半日陰でも良いのですが、
公民館の場合、植えてすぐに太陽の光に当ててみました。

これから水切れがないようにして、太陽の光に当てていきます。
紙ポッドに水がしみていく画像

根っこを確認(令和3年6月10日)

植えてから11日目、6月10日にクラウンを持ち上げてみると、
根っこを確認しました!やった~

根っこを確認した画像

それから5日後、根っこが、どんどん成長していました。

根が成長している画像

新芽を確認(令和3年6月27日)

そして、植えてから28日目の令和3年6月27日、ついに「新芽」を発見!!
感動の瞬間でした!

新芽を確認した画像

新芽の成長は早く、日に日に大きくなっていきました。
下の画像は、7月3日の様子です。​​​​​​芽の成長画像

肥料について

公民館で使っている栽培土は、種まき用の培養土ですので、
最初から肥料が入っている土です。

肥料が入っていない土の場合は、
次のような肥料を春~秋の成長期に与えることをおススメします。

肥料の3大要素である
窒素 : リン酸 : カリ が、 同じ比率で配合 されたもの

窒素 : リン酸 : カリ = 1 : 1 : 1

それぞれの役割は、次のようになります。

(肥料の三大要素)
肥料の中で、植物の生育で最も大切な要素は、
1.チッ素、2.リン酸、3.カリの3種類で、
「肥料の三大要素」と呼ばれています。
ごく簡単に分類すると、下記のようになります。

  • 窒素 : 葉っぱ、茎の栄養
  • リン酸 : 花や実の栄養
  • カリ : 根の栄養

購入した肥料の説明書を見ながら、適量を与えてください。

 

関連資料(ガイドブックなど)

ポスターや栽培方法をまとめたガイドブックを、下記からダウンロードできます。
講座内容をまとめたガイドブックは、おススメ です♪

<ガイドブックを印刷する場合>
A3またはB4の用紙を用意して、
両面印刷で 「短辺を閉じる」 にして印刷してください。
2ページと3ページを内側にして折ると、冊子になります。

 

公民館のパイナップル見学

公民館で育てているパイナップルは、見学可能です。
泉南市立樽井公民館(泉南市樽井6-11-16)で栽培しています。
午前11時ころまでは、2階へ上がる階段の途中、
午後からは、西側の園庭内に置いています。
ご来館の際は、 マスクを着けて見に来てください。

 

これからも、公民館講座をチェックしてくださいね♪

公民館★最新情報★

 

この記事に関するお問い合わせ先

文化振興課
公民館係(樽井公民館)
〒590-0521大阪府泉南市樽井六丁目11番16号
電話番号:072-483-4361
ファックス番号:072-483-4380
e-mail:tarui-k@city.sennan.lg.jp

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