第9次子どもの権利条例委員会報告

第9次報告書が、令和3年11月10日に竹中市長に提出されました

 

今次の報告書は、「子どもにやさしいまち」を実現するための子どもの権利条例の運営状況(報告事項1.)と、子どもの権利条例に基づく事業等の令和2年度実施状況について、5回にわたり審議を重ねた内容をまとめています。

1.泉南市子どもの権利条例の実施と検証(条例第3章)をめぐる現状と課題

◯条例施行から10年目の本年度は、泉南市が「子どもにやさしいまち」となってきたかという問いを真正面から受け止めて、改めて条例に基づく事業等の実施状況を検証する必要があると考えました。

・泉南市の子どもの権利条例は様々な意味で進捗してきています。その中でも特に、広報・子ども参加・市民や子どもへの周知や学習については、9年間の取組の積み上げの成果が見えてきています。

・条例施行9年にわたる条例運営の進捗と発展の中で、条例の解釈と運用についても、より今日的な状況に対応するために有効な知見が必要になってきました。そこで、条例委員会が第三者制を高める取組を進めていくために新たに条例委員会の分科会を設置して、より専門的で技術的な事項に関する調査研究等を進められるようにしていきます。

・国では重篤な児童虐待や深刻な子どもの権利侵害事案が後を絶たない状況が続き、国連子どもの権利委員会からは度重なる勧告を受けてようやく2016年に児童福祉法が改正されました。子どもの意見表明・参加の権利を通して子どもの最善の利益を実現していくという原則が位置付けられたのですが、泉南市子どもの権利条例は、国の動向に先んじる極めて先駆的な取組を進めていて、高く評価されるものといえます。さらに今後、条例に基づく泉南市独自のより積極的な施策の展開が期待されるところです。

2.報告事項2.をめぐる評価と課題 ー主として条例第3章に基づく観点から

条例第8条子どもの権利に関する学習と教育に基づく事業が数多く実施されていて、これまでの泉南市のとりくみは積極的に評価できると思います。これまでの事業を継続することで、更に多くの市民等に、条例の存在とその精神が広がっていくことを期待します。

・条例第4条子どもの意見表明と参加に基づく事業として子どもの意見を聞くことが実践されています。第5条せんなん子ども会議についても、子どもの意見を泉南市の施策に反映させるためのまちの仕組みとして、毎年経験を積み重ねています。これらは条例ができた後で「子どもにやさしいまち」の推進のためにできた新しい「仕組み」で、とても大切なことですが、市民等への広報を通じて理解の広がりも検証されることを期待します。

・条例ができる前から行っている子どもに関係する事業などが、条例に基づいて位置付けられているだけでなく、安全パトロールなどの活動している市民などがその活動の社会的意義について理解していることが重要です。その活動が子どもの権利を尊重することにつながっていると認識することで、その活動に自信やほこりを持つことができ、活動継続の意欲へとつながるものと考えます。

・市の施策には中学卒業後の子どもたちが、まるで存在しないかのようにも見えてしまうほど、その世代の子どもたちを対象とする施策が空白状態になっていると感じるのです。10代後半の子どもたちを権利の主体として確かに受け止め、行政の施策の中で、その子どもたちに向ける視点を忘れないでほしいと望みます。

11月20日の「泉南市子どもの権利の日」の取組について、子どもたちが様々な形で学習を行うことで、自分たちには権利があるということを感じとれる日となっています。各校園所で今後も工夫を凝らして学習する機会をつくっていくことを期待しています。

・「泉南市子どもの権利の日」は、子どもとおとなが子どもの権利を知り、対話する日となっていると受け止められます。これは、条例の前文にも書かれているように、市と市民が手を携えて、みんなで子どもの権利を大切にする「子どもにやさしいまち」を実現していこうとする姿そのものだと思います。今後の重要な課題として、「子どもの権利の日」にかかわる全庁的な取組の一層の推進を期待するところです。

 

第9次報告書はこちら

第9次条例委員会報告(表紙・目次)(PDF:191.7KB)

第9次条例委員会報告(報告事項1)(PDF:530.7KB)

第9次条例委員会報告(報告事項2)(PDF:674.4KB)

第9次条例委員会報告(関係資料)(PDF:486.2KB)

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