津波に備えよう

津波について

大地震により引き起こされた大波が沿岸に押し寄せることを言います。揺れを感じなくても津波が来ることがあるので、津波注意報や警報が出されたら、海岸付近では十分注意し、高台へ避難することが必要となります。

津波の破壊力は、高さ30センチメートルといえども、「乗用車が時速10キロメートルの速さでぶつかって来る」衝撃と同程度であると言われています。木造家屋では、高さ1メートルの津波が襲ってくると半壊、高さ2メートルの津波では全壊すると言われております。また、引いていく波の破壊力も凄まじいものがあります。

津波に対する心得10ヵ条

津波が発生しても迅速な対応をとって、早めに避難すれば被害を最小限に軽減できます。津波情報を良く聞いて、注意報・警報が解除されるまでは、絶対に高台から低地へ降りたり、海岸部へ近づいたりしないようにしてください。

また、津波は第2波が第1波より大きい場合があることも覚えておいて下さい。

1.小さなゆれでも油断禁物

(イラスト)油断禁物

たとえ小さな地震でも、長い時間ゆっくりとした揺れの場合、津波が発生し、来襲する危険があります。

2.高い場所へ避難

(イラスト)高い場所へ避難

海岸から「より遠くへ」ではなく、「より高いところへ」避難しましょう。

3.津波のスピードは?

(イラスト)スピード

津波のスピードは思っている以上に速く、「注意報」や「警報」は発令されるより前に来る可能性もあります。強い揺れを感じたら津波被害のおそれがある地区や海岸地区の市民は直ちに避難しましょう。

4.津波は1回ではない!

(イラスト)くり返し来る

津波は2回、3回とくり返し襲ってきます。また、第1波が最大の高さになるとは限りません。「注意報」「警報」が解除されるまで注意しましょう。

5.引潮がなくても注意

(イラスト)引き潮

震源付近の地形によっては、引潮が起こらない津波もあります。引潮が起こらなくても注意は必要です。

6.満潮のときは要注意

(イラスト)満潮は要注意

満潮時は、水位が高くなっているので、被害が拡大するおそれがあります。

7.正しい情報を聞きましょう

(イラスト)正しい情報

混乱した現場では、「デマ情報」が飛び交います。防災用広報システムなどから正しい情報を入手し、適切な行動をとりましょう。

8.河川に近づかない

(イラスト)河川に近づかない

津波は河川をさかのぼり、内陸部の深くまで進入することもあります。内陸部であっても河川には近づかないようにしましょう。とくに標高の低い河川は注意が必要です。

9.海岸に近づかない

(イラスト)海岸に近づかない

注意報、警報が解除されるまで海岸部には絶対に近づかないで下さい。

10.海上では

(イラスト)海上

船舶などは無線などの情報を基に速やかに行動しましょう。

津波の速度

(イラスト)津波の速度

津波の速度は、海の深さに関係します。太平洋の5,000メートルの深海では時速約800キロメートルにもなり、ジェット機に匹敵する速さになります。

海底が浅くなるにつれ速度は遅くなりますが、深さ500メートルでは時速約250キロメートルと新幹線なみの速さ、深さ100メートルでは時速約110キロメートルと自動車と同じくらいの速さになります。

このため、陸地に近づき水深が浅くなるにつれて、津波の先頭の部分の速度が遅くなり、後から来る波が次々に覆いかぶさって津波が大きく成長していくことになるのです。

津波ハザードマップ

津波・高潮ステーション(大阪府)

2009年9月8日火曜日から津波・高潮ステーションが一般公開されました。

「津波・高潮ステーション」では、津波や高潮に関して、過去の被害状況、地域の水防団や大阪府などの取り組み状況および、映像等による津波の状況などの展示や図書などにより、府民に津波や高潮について、正しい知識の習得とともに、防災意識向上を図ることを目的としています。

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