広報せんなん6月号特集記事(完全版)
このページでは紙面の都合上、掲載しきれなかった"人"や"モノ"に焦点をあてたインタビュー記事の「完全版」の公開をしています。
是非、ご覧ください!
広報せんなん6月号<インタビュー>
広報せんなん6月号では、泉南市でアトリエを構え活躍する、画家・アーティストのアカダチアキさんを特集しました。
幼少期に培った感性や故郷の泉南市への想いなどを話してもらいました!
アカダチアキさん「目に見えないモノまでも表現できるのがアートなんです。」画家・アーティストとして活躍する、彼女が表現する世界とはー

アートに興味を持ったきっかけを教えてください
「子どものころから裏が白いチラシを探すような子で、絵画教室にも通っていたので小学校のクラスに1、2人はいる絵が上手な子っていう感じでした(笑)
中学も高校も美術部で、大学進学のときに『英語も喋れるようになりたいな、でも美術にも触れていたいな』と思い海外の大学に進学しました。」
行動力がすごいですね!
「18歳という若さがあって、なにも考えずに行動できたので!(笑)」
アートを仕事にしようと思ったきっかけはあったんですか?
「仕事にしようというより表現をしていこうと思って。自分の表現を追っていく、深めていくというのが近いですね。それがたまたま評価していただいて仕事にさせていただいています。」
絵画を教えていらっしゃいますよね
「はい。教えるのも好きなので。8年半ほど大阪市内の絵画教室で子どもから大人まで教えていました。
放課後デイサービスでも子どもたちに工作を教えていて、『赤と青を混ぜてみよっか!何色になった?紫やな!じゃあ紫塗っといて~』みたいな感じでやるんですけど、できた色が黒だったり!(笑)面白いからいいよ!とか言いながら楽しく教えています。」
子どもたちからは新しいことに気づかされますよね
「子どもが描くと想像していない仕上がりになって、気づきを与えられますね。もっと自由でいいんだなと(笑)」
スクラッチアートを始めたきっかけは何ですか?
「大学では様々な技法を学ぶファインアートを専攻していました。その中で自分は油絵が好きだったんですが、私はせっかちで、油絵具って乾くのに何日もかかるので乾いていないときに色を重ねてしまったり(汗)好きですが相性が悪かったですね(笑)
スクラッチアートとの出会いは帰国時に実家の押入れでクレヨンを見つけ、スクラッチアートっていうものがあったなと思い、やってみたらすごく理想的だったんです。海外の色のポップさと日本の繊細な部分の両方が表現でき私に合っているなと思いました。
それにスクラッチアートという技法に絞ることで、だれの作品か分かるんじゃないかと思いました。スクラッチアート=アカダチアキみたいな。」
スクラッチアートは帰国後に初めて触れたんですか?
「いえ!初めては小学2年生の頃に梶本先生(注意)のところで教わりました! 梶本先生の教室には小学2年生から高校3年生まで通っていました。先生に出会ってなかったらアートに興味を持つことはなかっただろうし、アーティストとしてのアカダチアキはいないって思うくらいです!」
(注意)熊野街道信達宿 梶本家の野田藤 の梶本さんが開いていた絵画教室
作品の創作プロセスを教えてください(完全版限定)
題材を決めるときは描きたいモチーフを借りてきますね。(取材現場に飾っているトラの絵を見ながら)大きなものでも朽ちていく様子を描きたいときは大きな存在のモノ、例えばトラやライオンという対象を借りてきて、描くことが多いですね。
表現したいことの題材の一つとして対象を借りてきているイメージですね!
そういう感じですね!

「kamisama」(部分)H910×W652mm
泉南市でアトリエを構えようと思ったのは?
「生まれ育ったのが泉南市であることがやはり大きいですね!
都会は便利ですが、疲れることもあります。落ち着くのは海が近くて自然に囲まれている環境ですね。」
スクラッチアート以外で挑戦したいと思う手法はありますか?(完全版限定)
映像作品を作ってみたいです!
どのようなイメージですか?
アートが出来上がっていく様子を映像化するようなイメージですね。
なるほど!スクラッチアート作品を使った映像作品ですね!
今後、泉南市で行いたいことは?
「泉南市内の子どもたちに現代アートに触れてもらう機会を増やしていければと思っています!幼いうちにアートに触れることで今は分からなくても10年、20年先の感性を作る、そんなお手伝いができたらと思います!」
是非、お願いします!

塗り重ねた濃い色を削って下に塗った色を出す
最後に泉南市への想いをお聞かせください
「泉南市は海と自然に囲まれた、やわらかい街だと思います。街全体がそんな雰囲気を持っている気がして、つまりそれは住んでいる人がやわらかいからだと思うんです。
人も環境も優しい泉南市はこれからもどんどん変わっていけると思うし、より魅力的になると信じています!」
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