広報せんなん10月号特集記事(完全版)

広報せんなん10月号<インタビュー>

広報せんなん10月号では、ええもんせんなんもんプレミアム2023の認定事業者であり、ふるさと納税の返礼品を出品していただいている株式会社YCH(吉田珈琲本舗)さんを特集しました。
珈琲にコーヒーにかける想いと、これからのビジョンについてお話を伺いました。

吉田代表

プロフィール

祖父の代から続く鶏肉店を母と経営。一念発起し開業したドリップコーヒーバッグ製造業を経て、吉田珈琲本舗が誕生。その後、令和5年には吉田珈琲本舗から株式会社YCH(吉田珈琲本舗)へ法人化し、代表取締役を務める。今後について2028年ビジョンを作成し、お客さまと従業員の笑顔のため日々経営に勤しむ。

創業のきっかけ

もともとは母親が営んでいる鶏肉屋を手伝うかたちで仕事をしていました。バブル崩壊後、店舗を移転し新しい商店街で商売を続けましたが赤字にはならないものの先が見えない。商店街自体もこのままではダメになると感じていました。

コーヒーに携わるようになったきっかけは

何か新しい商売を探す日々を過ごしていたある時、ドリップコーヒーバッグの製造をしている知り合いに「その仕事をやらせてもらえないか」と相談したところ、「すぐに(仕事を)するなら」との回答をもらい1週間で店を閉め、即断即決でドリップコーヒーバッグの製造を請け負う仕事に切り替えることになりました。

思い切りましたね!

母親も他界しており、私と妻との商いだったので話し合い「今がチャンス!」と思い、2001年9月にドリップコーヒーバッグの製造請負を行う〈ワイズファクトリー〉という会社を立ち上げました。

吉田珈琲本舗として再出発

ドリップコーヒーバッグ製造のOEMは繁忙を極めており、ほとんど休みなく仕事をしていました。一社依存で得意先からの無理な要求を吞まざるを得ない状況で、このままでは存続どころか将来が見えないと思い関係を断ち切ることにしました。そのことで資材の仕入れも断たれ製造すらできない状況が半年くらい続き路頭に迷いました。ですが捨てる神あれば拾う神ありで、仕入れ先を紹介してもらえるルートができ、再出発の希望を持つことができました。試行錯誤しながら自分でウェブサイトを作成し、会社の名前も変えました。

そこで「吉田珈琲本舗」が誕生したんですね

吉田代表(店内)

株式会社YCH(吉田珈琲本舗)

令和5年に法人化されていますよね

はい。株式会社YCHで法人化しています。吉田珈琲本舗の頭文字というのもありますが、「Y=世の中を C=コーヒーで H=ハッピーに」をスローガンとしています。

経営理念

一、私達は、珈琲を通して鮮度と香りにこだわり人と人を繋ぎやすらぎと愛を届けます

一、私達は、感謝の気持ちをもって心を込めた商品作りで笑顔になります

吉田さん表紙

会社を経営するうえで大切にしていること・大変だと思うこと

我が社はコーヒー屋ですが、モノづくりの会社でもあります。できれば、モノづくりに興味がある人、コーヒーに興味・関心がある人と一緒に働きたいですね。
「あ~! 美味しい!」と言って飲んでくださるお客さまの顔を思い浮かべながら、商品を作ってほしいと思います。また、コーヒーというツールを使って新しいことにもチャレンジしていきたいと考えています。「失敗を恐れず、アイデアを形にして会社を前に進めていく」という想いを持って社員と共に成長し歩んでいきます。珈琲を通して人と人を繋ぎ、関わる人全てをハッピーにするそんな経営者を目指しています。

コーヒーの魅力

同じ豆でも抽出するお湯の温度でも味が変わりますし、煎り具合でも風味が変わります。また、色々な豆のブレンドでも風味が変わります。無数の組み合わせの楽しみ方があるのもコーヒーの魅力の一つです。あくまでもコーヒーは嗜好品です。自分に合ったお気に入りのコーヒーを見つけることを楽しんでいただければと思います。(愛情をこめて淹れるとおいしくなりますよ!)

 

焙煎や仕入れている豆に対するこだわり

生豆は商社を通じて世界各地の豆を仕入れしています。スペシャリティコーヒーも取り扱っております。生豆が入っている麻袋を無償でおわけもしております。ご自由にお持ちください。焙煎機はポーランド製coffed SR30を昨年新たに導入しました。(現在日本では我が社のみの導入)二重構造ドラム・半熱風式でスペシャリティコーヒー・コモディティコーヒーのどちらにも適した素晴らしい焙煎機です。焙煎は我が社の焙煎士が熟練の職人技でそれぞれの生豆に合った煎り具合で丁寧に煎り上げています。

お客さまのところへ届くまで

生豆の焙煎から独自のドリップバッグ充填加工までの一貫製造が我が社の強みです。鮮度と香りにこだわった、煎りたて挽きたての商品をお客さまへ工場直送でお送りしています。

ドリップコーヒー

今後の展望や将来どのような会社にしていきたいか

我が社には「2028年ビジョン」があります。今から約6年前に作ったものです。そのビジョン達成に向かっても行きますが、新たなワクワクするようなビジョンを社員と共に描いていこうと考えております。我が社の熱き思いを形にしてありたい姿に向かって全社一丸となって進んでいきます。この泉州地域と共に大いに盛り上がっていければと思います。

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