岡中鎮守社の大樟とマキ(おかなか ちんじゅしゃのおおくすとまき)

(写真)岡中鎮守社の大楠と槙(おおくすとまき)

泉南市信達岡中

この大楠(おおくす)は岡中旧鎮守(ちんじゅ)神社境内にあり、根元の囲りは12メートル、高さ30メートル、枝がおおう地面は300平方メートル以上にもなる大木です。その樹齢(じゅれい)は約800年といわれ、大阪府天然記念物(てんねんきねんぶつ)として指定を受けています。 大樟のすぐ近くから中世の寺院跡(じいんあと)が見つかりました。見つかった瓦や土器から、大樟と同じ頃に建てられたもののようです。やがてこの寺はなくなってしまいましたが、樟はより大きく成長し、現代へと伝わったのです。大楠は村の人々や、近くを通る熊野街道(くまのかいどう)を行き交う人々を静かに見守ってきたのでしょう。

(写真)大樟と槙(おおくすとまき)

この大樟に寄り添うように、もう一つ、マキの大木があります。成長が大変遅いことで有名なマキですが、こちらも傑出(けっしゅつ)した大木です。幹(みき)は直径1メートル、高さは25メートルもあります。樹齢は約600年ほどと考えられています。こちらも1990年、大阪府天然記念物の指定を受けました。

大阪府指定天然記念物

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