市政運営方針

令和4年度市政運営方針

はじめに

令和4年第2回泉南市議会定例会の開会にあたり、私の所信の一端を申し述べるとともに、令和4年度の市政運営方針を御説明申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

はじめに、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、現在療養中の皆様方の一日も早い回復を願っております。
また、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策や社会機能の維持に向け、常に最前線にて感染症へ立ち向かってくださっている医療従事者をはじめ、強い責任感をもってそれぞれの現場で御活躍いただいているすべての方々に心から敬意を表しますとともに、市民、事業者の皆様の御協力にも深く感謝を申し上げます。
市民の皆様の命と生活を守り抜くことを第一義として、感染防止対策に万全を期すとともに、コロナとの共生を進めながら、泉南市の再生・成長を実現させることが目下の最大の課題であり、私が取り組むべきものと認識しています。

さて、私は、4月24日の市長選挙におきまして、多くの市民の皆様の厳粛なる御信任を頂戴し、泉南市政を担わせていただくこととなりました。
全国最年少の市長と言われておりますが、どのような課題に対しても気後れすることなく、強い覚悟をもって市民の皆様からの負託に応えるべく、自立した持続可能なまちづくりを進めてまいります。
私は、このたびの市長選挙で、成長戦略、子育て政策、教育政策、財政改革など10策60項目に及ぶ政策目標を掲げ、「時代に合わせた改革で、次代に引き継ぐ、強くしなやかな泉南市」の実現を訴えてまいりました。
その目標を実現するために、画一的な取組ではなく、従来の固定観念に捉われない柔軟な発想で、関西国際空港のゲートウェイという立地を活かしたまちづくりを目指してまいります。
また、本市が持つポテンシャルを磨き上げるとともに、積極的な企業誘致や公民連携、自治体間連携の強化により、経済面、まちづくり面、教育面などで新たな可能性を模索してまいります。

本市の現状は、進展する超高齢化、人口減少などの社会全体の要因に加えて、老朽化した公共施設などへの対応や職員の定年延長、退職に伴う将来的な財政負担により、厳しい財政状況に置かれている一方、子育て支援の充実や必要な公共インフラ整備などへの市民ニーズは高くなっております。
直面する公共施設などの老朽化問題につきましては、計画的に進めるための管理体制を構築しながら、民間活力を導入して、新たなコミュニティ拠点を形成するなど新たな地域資源とにぎわいを生み出せるよう取り組んでまいります。
特に、私自身が子育て真っ最中の父親でもあることから、子育てしやすいまちづくりを目指してまいります。
これら山積している行政課題に真っ向から対処するためには、自立した持続可能な自治体経営の視点を持つことが大事であり、行財政改革だけではなく、稼ぐ仕組みを構築するなど成長戦略にも注力していかなければならないと強く信じております。

それでは、私の10策60項目の政策目標に絡めながら、総合計画の体系に沿って主要な施策を御説明いたします。
 

1 すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち

人びとが互いの人権を尊敬し合い、学ぶ喜びを育むまち・生涯学習推進のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。

<人権推進・人権教育について>
泉南市人権行政基本方針及び泉南市人権行政推進プランに基づき、人権啓発講座などを実施するとともに、安心して相談できる体制を整え、市民の人権擁護に関する支援を行います。
令和4年度には、人権問題に関する市民意識の変化や動向を把握し、本市が取り組むべき人権行政の基礎資料を得るため、市民意識調査を実施します。
令和3年度に改定したせんなん男女平等参画プランに沿って、男女が性別にかかわりなくお互いを尊重し、それぞれの能力を十分に発揮し、あらゆる分野に平等に参画できる男女平等参画の実現を目指します。あわせて、市の政策や方針決定の場においても、男女平等参画の視点が反映されるよう、新たに策定した女性登用促進ガイドラインに基づき、女性の参画の促進を目指します。 
さらに、女性DV被害者を守り、被害者が安心して気軽に相談できる体制を拡充するため、令和4年度から女性相談の受付時間を拡大します。
また、人権保育・教育推進プランを学校園で推進するために人権保育・教育基本方針の改定を行い、様々な人権課題について学ぶための授業の在り方を研究します。

<義務教育・学校再編について> 
小中一貫教育につきましては、小中学校間の円滑な接続と基礎学力や国際化教育などの系統性・連続性を重視するため、中学校区単位で義務教育9年間を見通した教育カリキュラムの作成や小中学校の教職員による連携をさらに推進します。
学校施設につきましては、小中一貫教育が行いやすい学校づくりを推進するため、教育問題審議会の答申を経た上で、小中学校再編計画を策定し、学校と他の公共施設の複合化を前提とした施設の整備を検討していきます。また、子どもの安全・安心の確保が最優先であるため、適宜、施設の保全と修繕を進めていきます。

<教育施策について> 
ICT 教育につきましては、国のGIGA スクール構想に基づき、デジタル教科書の導入も視野に入れながら、学習用タブレット端末が文房具として活用できるよう ICT 教育環境のさらなる整備を進めるとともに、学校での授業だけでなく家庭学習にも積極的に使っていくよう支援も取り組みます。
国際化教育につきましては、JETプログラムの外国語指導助手(ALT)を活用した英語・外国語教育をさらに進めるとともに、引き続き英語検定を実施することにより、子どもたちの英語力の向上を支援します。また、国際交流員(CIR)やスポーツ国際交流員(SEA)を市内の様々な団体やイベントなどに派遣し、国際交流を行います。さらに、外国にルーツのある児童生徒に対しては、語学補助員の配置や相談拠点の設置など、細やかな支援に努めます。
子どもたちが学校園生活で直面する様々な課題につきましては、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー及び関係機関と連携し、早期の解決に努めます。 特にいじめ問題につきましては、泉南市いじめ防止基本方針に基づき、泉南市いじめ問題対策連絡協議会を開催するなど関係機関と連携し、恒常的に防止対策を推進します。
教職員研修は、喫緊の課題である学力向上に向けて核となる取組であるため、学校教育アドバイザーによる校内研修や教科研究などさらなる充実を図ります。また、子ども一人ひとりの学力の現状を把握し、強みや弱みを補うことを目的とした学力調査を市費にて実施します。
  
<居場所づくりについて> 
青少年センターでは、様々な知識を学べる場、体験できる場、生き方のモデルと出会える場を提供する講習講座事業を実施します。さらに子どもの居場所づくり事業として、青少年センター及び市民交流センター児童館事業に加え、市内全小学校に出向いた遊び広場やちびっこ遊び広場を実施し、子どもたちに安全で安心な居場所を提供します。
子どもの読書環境につきましては、発達段階や生活の場に応じた充実を目指し、第3次泉南市子ども読書活動推進計画を策定します。

<スポーツ振興について>
スポーツの振興につきましては、スポーツ推進委員や体育協会など各スポーツ団体と連携して、スポーツ活動の活性化を図るとともに、スポーツによる市民の健康増進にも繋げていきます。新たに設立された泉南スポーツコミッション協会とともに、スポーツツーリズムによる地域振興と魅力発信を積極的に進めます。
また、生涯スポーツの国際総合競技大会であるワールドマスターズゲームズ2021関西において、タルイサザンビーチで開催する水泳競技(オープンウォータースイミング)につきましては、ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会において再延期とされ、開催時期については令和8年5月を軸に協議が進められています。今後は、国際交流員(CIR)を活用しつつ、プレ大会の開催及び本大会のPR活動により、機運の醸成に注力していきます。

<国際交流について>
国際交流につきましては、インバウンドの流入や国際化への必要性の高まりから、教育分野や観光分野において国際交流を図る海外都市との連携を模索します。
 

 2 みんなが健やかで、みんなが助け合うまち

子どもと大人が夢や希望を持ち、ともに健康に成長できるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。

<子育てしやすい環境の整備について>
子育て世代包括支援センター(母子保健型)において、妊娠期から子育て期の切れ目のない相談支援に取り組むとともに、母子健康手帳アプリを導入し、電子母子健康手帳の活用や母子保健サービスなどに関する情報発信を行います。また、安心して出産などができる環境づくりの1つとして妊産婦・多胎児へのタクシーの費用助成を実施します。
保育施設において、引き続き安全・安心な保育が提供できるよう、感染症の予防対策や保育の質の向上に必要な保育環境などの整備充実のための支援を行います。また、少子化対策及び子育て世帯の負担軽減を目的に、現制度において保育料が半額となっている第2子の保育料無償化について検討します。
児童虐待防止を図るため、専門職の人材確保による体制強化に努めるとともに、国の定める専門的な研修の受講を通じて、調整担当者である家庭児童相談室職員の専門性をさらに高めます。また、家庭児童相談室の機能拡充のため令和4年4月1日に設置した子ども家庭総合支援拠点において、市内在住の0歳から18歳までの子どもとその家庭、妊産婦などを対象に児童虐待を含め様々な相談に応じるとともに、出産後間もない時期の子育て家庭に対する家事・育児などの支援を実施する育児ヘルプサービスの導入及び公共施設を活用した子どもが遊べる拠点の充実を図ります。子ども医療費の助成につきましては、現行の出生日から15歳に達した日以後の最初の3月31日までを出生日から18歳に達した日以後の最初の3月31日までの拡充を検討します。
子ども総合支援センターにおいて、身体障害、知的障害、発達に課題がある子どもの生活・成長・発達などの課題について、子どもに関わる関係機関と連携し、専門的な立場から子どもが持てる力を十分に発揮できるように支援します。

<医療環境の充実・健康づくりの推進について>
新型コロナウイルス感染症対策として、引き続きワクチン接種を推進し、感染拡大防止策に努めます。また、市民の主体的な健康づくりを目指し、生活習慣病発症予防、がん対策など、ライフステージに応じた健康増進に取り組みます。
国民健康保険につきましては、特定健診受診率、特定保健指導利用率の向上を図ることにより、早期治療や生活習慣病の重症化予防対策を行います。特に新規加入者に対する健康意識の向上と受診勧奨の強化を図るほか、オンラインによる特定保健指導の利用促進を図り、被保険者の健康づくりを支援します。
また、後期高齢者医療保険につきましては、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施について、医師会をはじめ、関係機関及び関係部局と連携して準備を進めることで将来に向けた医療費適正化のための環境づくりを進めます。また、健全な財政運営のため、引き続き大阪府、国民健康保険団体連合会、後期高齢者医療広域連合と連携を図っていきます。

<地域福祉・高齢者福祉・障害者福祉の充実について>
地域福祉の推進につきましては、泉南市福祉のまちづくり推進計画に盛り込んだ地域共生社会の構築を「2040年泉南市の挑戦」として、「助けられたり、助けたり」を醸成していく「新しいお互いさまのカタチ」により、誰も置き去りにしない泉南市の構築を目指します。
地域支え合い体制づくりの一環として引き続き地域の集会場などにせんなんまるサポ(総合相談センター)を設置し、様々な年代に総合的な支援が提供できる体制を構築し、泉南市福まちサポートリーダーの養成及び育成に努めます。
新型コロナウイルス感染拡大の状況により、例年開催の敬老会等の中止など、新たな生活様式に対応した形で、高齢者を敬愛し、その長寿をお祝いするため、満80歳と満90歳の方に記念品贈呈事業を実施します。ギフトを地元産品とすることにより、コロナ禍の影響を受けている事業者に対して、頑張る地元事業者応援の対策の一環としての取組を実施します。
また、新たに、誰もが住み慣れた街でいつまでも安心して暮らすことが出来るよう権利擁護の推進を図るため、成年後見制度の利用促進に向けた取組を行います。さらに、「広域型中核機関」(成年後見センターなど)の設置も視野に入れ、広域連携の研究・推進を進めます。
第5次泉南市障害者計画、第6期泉南市障害福祉計画及び第2期泉南市障害児福祉計画に基づき、障害のある人もない人も相互に人格と個性を尊重し、「自分らしさを大切に!ともに生きよう明るい未来 安心して暮らせるまち せんなん」を基本理念として、障害者福祉施策を進めます。
 

3 産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち

豊かな地域資源を有効に活かし、あらゆる産業が活性化され、様々な人びとが行き交うまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。

<農業・漁業の振興について>
農業・水産業振興につきましては、担い手の確保と生産性向上や付加価値の創造を図るため、地産地消や地域ブランドを推進するとともに、農業、漁業と観光を繋げた農業漁業体験やマルシェ開催などの交流による活性化など、新たな取組を検討します。

<製造業の振興、新産業の導入について>
商工業振興につきましては、企業立地促進条例に基づく企業誘致を推進するとともに、商工会と連携し、創業者の育成、空き店舗対策として家賃補助事業などの事業者支援を行います。また、並行して商業の活性化に向けた新たな手法を検討します。

<商業・サービス業の振興、買い物難民対策の充実について>
買物困難者に対する支援として、市内各所で食料品や日用品などの移動販売を行うことで、にぎわいの創出を図るとともに買物困難者の生活利便性の向上に努めます。

<観光機能・体制の充実、観光事業の振興>
観光振興につきましては、泉南市観光協会と連携し、市域の豊かな観光資源を多方面にPRするとともに、SNSやスマートフォンアプリさらには市内4か所に設置した観光デジタルサイネージなどの情報発信ツールの効果的な活用により、さらなる誘客に向けての事業を推進します。
また、オープン以来好評を得ているSENNAN LONG PARKの持つ魅力をさらに磨き上げ、本市の魅力があふれる新たなにぎわいづくりの場として活用を促進します。
広域観光につきましては、KIX泉州ツーリズムビューローと連携して国内外へプロモーション展開し、泉州地域への誘客を図るとともに、地域の魅力向上、情報の発信に取り組みます。
さらに、持続可能なまちづくりを目指して、本市が持つ魅力を積極的に発掘・発信し、市民の愛着や誇りを醸成し、交流・関係人口を獲得するための取組となるシティプロモーション及びブランディングを推進します。
1.誘客事業の強化、2.ふるさと納税の充実、3.公民連携の推進、4.企業立地の促進、5.情報発信の増強について関係各課が連携し、効率的にシティプロモーション戦略を担う組織体制の整備を検討するとともに、重点的かつ重層的に取り組む新部署創設の検討にあたっての礎とします。
観光客の増加により本市の認知度を向上させ、企業立地・投資を促進し経済活動が活性化することにより、税収が増加し市民への還流を推進するといった、好循環サイクルを目指します。

 
4 おだやかに暮らせる、安全と安心のまち

災害や防犯などの対策、雇用の創造の観点から、おだやかに暮らせるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。

<災害対策について>
地域防災の中心となる自主防災組織については、継続的な活動支援を行い、未結成地区の設立支援や地域間の連携など地域防災力の強化に引き続き努めます。
また、災害時に高齢者などの要配慮者が避難することができる福祉避難所について、このたび新たに、妊産婦のための福祉避難所としてあいぴあ泉南を活用し、設置に向けて取り組みます。避難所でのペットの受け入れについても、具体的に検討していきます。
防災情報の伝達につきましては、既存の伝達手段の効果的な運用に努めるとともに、防災無線の内容をスマホで聞くことができるアプリなど他の有効な情報伝達手段の導入に向けて取り組みます。
また、災害発生時に円滑な応急、復旧対策の体制確立に向けた連携協力を行うため、全国的なネットワークを活用し、複数の市町村と災害時相互応援体制構築に向けて取り組みます。
消防、救急体制につきましては、泉州南消防組合のスケールメリットを最大限に活かし、地元消防団との緊密な連携を図ることで、より確実かつ迅速な消防力を投入できるよう取り組みます。

<防犯対策について>
防犯対策につきましては、泉南警察署や防犯委員会など関係機関と連携して、犯罪の発生状況を分析した啓発活動を地域住民などに対し積極的に行い、地域全体での防犯への意識の醸成を図るとともに、防犯カメラの設置を計画的に促進するなど、犯罪抑止に向けて効果的な取組を行います。また、子どもたちの登下校時の安全確保のため、青色防犯パトロール車による巡回や地域防犯活動を行う団体を支援し、地域との協働による防犯活動の推進に努めます。
消費生活に関する相談につきましては、年々複雑化・多様化しております。また、成年年齢の引き下げに伴い、今後は一層10代の消費者トラブルの増加が予想されます。これらのトラブルに対し、専門の相談員によるトラブル解決に向けた支援を行うとともに、市WebサイトやSNSでの情報発信のほか、啓発グッズなどを活用し、被害を未然に防ぐための啓発に努めます。
身近な行政サービスに関する相談や要望につきましては、行政相談員による行政相談を開催し、より高度で専門的な問題や相談については、弁護士による法律相談を定期的に行い、解決に向けた支援を行います。

<雇用の創造について>
企業誘致を進めることで雇用を創造するとともに、関係機関と連携して求職情報の提供や早期就労に向けた就労相談を行うことで、就労機会の創出を図ります。
また、泉南市創業支援事業計画に基づき、商工会や地域金融機関など、創業をサポートする事業者と連携し、創業機会の創出を図ります。
 

5 快適で活気にあふれ、環境にやさしいまち

豊かな自然環境を維持・向上し、市内・市外がネットワークで緊密に結ばれ、誰もが使いやすい活気にあふれるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。

<ため池の保全と整備について>
ため池の保全と活用につきましては、近年、局地的な大雨や大規模な地震の発生などにより、ため池が決壊することによる水害が日本各地で発生しており、地域住民の方々がもしもの災害発生時に迅速かつ的確な避難を行うことが可能となるよう、また日頃の防災・減災意識の醸成のため、ため池ハザードマップを作成します。

<日常生活に不可欠な社会基盤の整備について>
幹線道路の整備として、砂川樫井線の新家工区は早期供用開始に向けて、本格的な工事に着手します。既存の道路につきましては、地域道路網の安全性・信頼性を確保するため、個別施設計画に基づき、優先順位を決めて舗装の改築や橋梁補修の設計に取り組みます。
下水道事業につきましては、ストックマネジメント計画に基づき、施設の維持管理と改築を効率的に実施します。また、将来にわたって安定した下水道運営を目指すため、経営戦略のもと、公共下水道の整備を推進します。
市営住宅につきましては、住民が安心し、快適に居住できるよう、市営住宅長寿命化計画に基づき予防保全的な維持管理を計画的に実施し、市営住宅ストックの有効活用に努めます。また、未耐震住棟の早期の建替えに向け、効率的かつ効果的な計画を検討します。
公園につきましては、公園施設長寿命化計画に基づき、公園施設の計画的な更新、修繕を行います。また、泉南りんくう公園につきましては、PFI事業者などと連携しながら、さらなる魅力向上に努め、持続可能な交流、にぎわい創出を図ります。
空き家対策につきましては、老朽化した管理不全の空き家が増加していることから、これまでの取組や現状、課題を分析し、空き家の適正管理などに関し必要な事項を定めた条例制定の必要性を検討します。
関西国際空港を核とした広域ネットワークにつきましては、空港へのアクセスの利便性や安全性の向上に向け、関係機関へ引き続き要望活動を行います。また、海上空港という特性に起因する自然災害やテロなどによる孤立化を防止するため、関西国際空港連絡南ルートの実現に向け、関西国際空港連絡南ルート等早期実現期成会を通じ、関係機関へ引き続き強く要望します。

<資源・エネルギー有効利用の促進について>
廃棄物の発生抑制、再利用、再資源化といった3Rの促進、一般廃棄物の適正処理に取り組み、食品ロスの削減並びに令和4年4月1日にプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が施行されたことを踏まえ、プラスチック使用製品廃棄物の分別及び海洋プラスチックなどの発生抑制に努めます。ごみ焼却施設につきましては、老朽化を解消するべく新炉建替えに向けた準備を進めていきます。
また、クリーンエネルギーの活用や電気自動車等の導入を目指すなど、SDGsの推進に向けた取組を継続します。

 
6 みんなでまちづくりに取り組むまち

市民が力をあわせるとともに、行政とともにまちづくりに取り組む参画と協働のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。

<まちづくりについて>
市民協働や参画の推進につきましては、泉南市市民協働推進指針に沿って、市民の協働に対する意識を醸成し、市民と行政が手を取り合ってまちづくりに取り組むことができるまちづくりを推進します。
また、令和5年度を始期とする第6次泉南市総合計画の策定に向けて、市民協働による策定作業を丁寧に行っていきます。

<行政改革について>
昨年度に導入した内部統制制度を推進していくことで、職場における財務に関するリスクを職員一人ひとりが把握し、共有することで、ミスの少ない組織にしていきます。また、今年度から実施する包括外部監査においては、第三者としての視点から財務に関する監査をしていただくことで、行財政に係る体制の整備と予算執行を見直す重要な機会と捉え、今後の行財政運営に活かします。
また、新たな行政課題に的確に対応するため、新部署の創設を見据えた庁内執務スペースの再編に取り組みます。その一環として今後の公共施設の再生と複合化を踏まえ、教育委員会事務局の埋蔵文化財センターへの移転を検討します。
マイナンバーカードにつきましては、さらなる普及とそれに関連するデジタル施策を継続し、誰もがデジタルの利便性を享受できるよう、泉南市DX(デジタル・トランスフォーメーション)推進計画の策定に向けた取組を進め、「市民にやさしいデジタル化」の実現を目指します。
広報せんなんにつきましては、自然・文化などの地域資源や特徴的な施策などをより積極的に紹介するだけでなく、地域で頑張り活躍している人にスポットを当てるなど、シビックプライドの醸成への取組を進めます。
職員の働き方改革につきましては、能率と効率・生産性の向上でワークライフバランスの確立を図り、メリハリのある働き方の改革を着実に進めることにより、市民サービスの向上に努めます。とりわけ職員の「がんばり」「プロセス」を適正に評価するため、人事評価制度の運用精度を高め、職員が持つ能力発揮と成長を促す組織風土の醸成を図るとともに、多様な人材や働き方・潜在能力を発揮できる勤務形態の検証、各種研修の実施や役職に応じた給与体系の構築など、本市に即した組織力の強化・向上を図ります。
広域連携による事務の共同処理につきましては、泉佐野市以南の3市3町の枠組みを基本に、地域の実情や事務処理の効率化を考慮し、積極的に取組を進めます。

<財政改革について>
平成31年4月に施行された泉南市健全な財政運営に関する条例に基づき、財政運営の計画性と透明性を確保し、将来にわたり持続可能な財政運営を確立していきます。
新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい財政状況が続く中、安定的な財政基盤の確立が求められます。そのために、引き続き課税客体の確実な把握と適正な賦課を行い、貴重な自主財源である市税の税収確保に努めます。
また、ふるさと納税につきましては、より多くの方から御支持、御寄附をいただけるように、新規事業者の発掘や新たな返礼品の開発、また近隣市町と連携をとるなど、さらなる泉南市の魅力発信に力を入れていきます。
公共施設などの再編整備につきましては、個別施設計画などに定めた方針に沿った取組を進めてまいります。地域の方々や民間事業者と協力し、市民へのサービスを維持した中で施設機能の複合化・集約化など手法の検討を進めるとともに、インフラ施設を含め将来にわたって持続可能な運営を行えるよう取組を進めます。
また、中長期的な視点に立ち、財政の健全性が確保される範囲内において、真に必要な市民サービスを提供できるよう、市民の皆様の御理解、御協力を賜りながら持続可能な行財政運営を実行していきます。 


結び

以上、私の所信と令和4年度の市政運営の基本方針につきまして、御説明いたしました。

冒頭でも申し上げましたように、再生・成長を見据え、「時代に合わせた改革で、次代に引き継ぐ、強くしなやかな泉南市」を実現させるために、まだまだ取り組まなければならない課題が山積しております。
私といたしましては、地域の声を聞きながら、市民の皆様と一緒に考え、対話するとともに、職員の先頭に立って、経営感覚を有した新たな泉南市を創造していく覚悟で、泉南市民のために全力で市政運営に取り組む所存であります。

とりわけ、議員各位をはじめ市民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

令和4年度市政運営方針(PDF:778.5KB)

令和3年度市政運営方針(PDF:669.1KB)

令和2年度市政運営方針(PDF:839.1KB)

平成31年度市政運営方針(PDF:649.3KB)

平成30年度市政運営方針(PDF:681.5KB)

平成29年度市政運営方針(PDF:769.9KB)

平成28年度市政運営方針(PDF:742KB)

平成27年度市政運営方針(PDF:749KB)

平成26年度市政運営方針(PDF:313.3KB)

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政策推進係
〒590-0592大阪府泉南市樽井一丁目1番1号
電話番号:072-483-0004
ファックス番号:072-483-0325
e-mail:seisaku@city.sennan.lg.jp

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