こんな保育をしています

生きる力の育成

幼児期は、生涯にわたる人格形成の基礎を培うとても大切な時期です。

幼稚園では幼稚園教育要領に基づいて、豊かな環境の中で遊びを通して総合的な指導を行います。

楽しいことや好きな遊びをする中で、自分で考えたり、試したり、やり遂げたり、集中したりなど様々なことを学んでいきます。

【遊びは学び】

幼稚園の子どもにとって遊びは学びです。

幼児期の学びは小学校以降の学習の土台となります。

あきらめない気持ち・粘り強さが、幼児期にこそ育てたい力『非認知力』を育むことにつながります

【一人一人を大切に】

幼稚園では一人一人を大切に、その子に応じたきめ細やかな指導をおこないます。

状況に応じて、専門機関(子ども総合支援センター・保健センター・家庭児童相談室等)との連携もおこなっています。

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夢中になって遊ぶ

子どもは楽しい遊びに出会うと「~したい」「もう1回」「明日は○○しよう」と夢中になって遊びます。その中で達成感、思考力、意欲等が育ち、その積み重ねが自己肯定感を高めることにつながります。

幼稚園では、子どもが好きな遊びでじっくり、繰り返し遊ぶことを大切にします。

 

 

三輪車

広い園庭で、体を使ってのびのび遊ぶ子ども達。三輪車・スクーター・手押し車大好きな乗り物がいっぱい。

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水を流して川づくり「水、気持ちいいなあ」体験して感じる砂・水・泥の感触。遊びをとおして物の本質を学びます。毎日毎日砂場にレッツゴー!

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新聞紙を破いたり、ちぎったりまるめたりなど、手先や全身を使った活動を大切にしています。投げたり、潜ったり、引っ張ったり、隠れたり、まき散らしたり等、体を使ってダイナミックに遊び「あー、おもしろかった」「また、明日もしたい」と充実感を感じています。

スライム

絵の具・粘土・スライム・水や葉っぱなどの自然物等いろいろな素材と出会います。

いろいろな物に触れいろいろな感覚を味わう遊びを心ゆくまですることが,言葉を育て学びの基礎になります。

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「ピンク色のところまでできた!」「次は緑色のところまで行きたい」

自分で目標を決めてチャレンジ!

 

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「おもしろい段ボール遊び !」

トンネル迷路を作ってもぐる・おうちを作る・電車を作って遊ぶ。

全身を使って遊びながら、友達と協力して遊ぶことも多くなっていきます。

おにごっこをする
先生と一緒に鬼ごっこ

先生や友達と一緒におにごっこをします。

はじめは、「まてまて~」と先生に追いかけてもらう楽しさから、やがてオニになることも経験し、役割交代もできるようになります。

たかおに・しまおに・だるまさんがころんだ・しっぽとり等ルールのちがういろいろな遊びを経験します。

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「おいしいお料理ができました。」「今日は、わたしのお誕生日!」

ごっこ遊びの中で『もの』を操作するおもしろさや役割になりきる楽しさを感じながらストーリーを作りだしています。

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「いらっしゃいませ」「何にしましょうか?」役になりきって 遊びに必要なことばを使いながら先生や友達と遊びます。

ごっこ遊びは、人との関係をはぐくみ、コミュニケーション能力を養います。

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「ビー玉、どっちに転がるのかな?」「高さを変えて長くつなげよう」「ビー玉3つ一緒に転がしたらおもしろい?」一人であるいは友達と考えて作り出す遊び。高低差・物の形を細やかに見て、何度も繰り返し遊ぶ中で、法則に気づいたり工夫したりしています。

 

積み木で遊ぶ

高く高く、どんどん積んでみよう。手が届かなくなったらどうする?

繰り返し遊ぶ中で友達と力を合わせることや工夫するこや粘り強さが育ちます。

「壊れても、また何度でも作ったらいいんだよ。」

てんびん遊び

「どっちが重いかな」一人で何回も何回も繰り返し試しながら、想像したり、予想したり、比較したりしながら遊びます。科学する心を育みます。

はかる

「大きくても軽いもの、小さくても重いものがあるね」不思議。友達と真剣に考えることも遊びをとおしての学びです。

体験を通して学ぶ

遊びを通して生活を豊かに、家庭ではできない体験をします。のびのびとした環境のもと、遊びの中で心を動かす直接的・具体的な体験をし、人のぬくもりを感じ、人と関わる力や思考力、感性、表現する力を育みます。

浜遊び

「カニが石の下に隠れているよ」カニを夢中で探す子ども達。

ヤドカリ、貝殻、海藻などにも触れながら、海の香り(嗅覚)、潮風(触覚)、波の様子(視覚)、波の音(聴覚)や潮の満ち引きの様子を体で感じます。幼児が自然の中で感じることを大切にしています。

虫取り

春は蝶々、夏はセミやカマキリ、秋にはトンボやバッタを追いかける子ども達。泉南の子ども達のまわりには、たくさんの生命が育っています。子ども達は、虫とりや飼育をとおして、生体を知ったり、愛情をそそいだりする経験を重ねています。

どんぐりひろい

「あっ、ここにも落ちている」「どんぐり拾い楽しいね」自然の中での体験は、子ども達にいろいろな発見をさせてくれます。

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ジャガイモやタマネギ、ニンジン。自分達で野菜を切ってカレーライスを作ります。

包丁やピーラーなど道具を使う体験、洗う・切る・炒める・煮るなど料理の操作の体験、体験をとおして生活を学んでいきます。

消防車

「消防自動車が幼稚園に来たよ。」

火事の時に火を消したり、人を助けたりすることを教えてもらい、消防士さんの仕事を知ることができました。

消防署の見学に行ったり、消防自動車に乗せてもらったりすることもあります。

一人一人を大切に

泉南市には『泉南市子どもの権利に関する条例』があります。この条例は、泉南市に生まれ育つすべての子どもが「生まれてきてよかった」と心から思える「子どもにやさしいまち」(チャイルドフレンドリーシティ)を実現するために制定されました。

 

 

4つの権利

子どもの権利条約に定められている子どもの権利は、大まかに「生きる権利」「育つ権利」「参加する権利」「守られる権利」の4つに分けることができます

4つの権利
職員劇

幼稚園では4つの権利について学ぶ機会をもっています。4つの権利を職員が劇にしてわかりやすく知らせたり、保護者向けに研修会を設けたりしています。

4つの権利保護者ワークショップ
子どもの権利バッジづくり

11月20日は『泉南市子どもの権利の日』です。子どもの権利の日を広めるために子ども達が絵を描いて、手作りのオリジナル缶バッジを作りました。

生命をはぐくむ

小さな生き物を飼育する、野菜や花を育てる、牛について学ぶなど生き物の命について知る、命をいただくという視点の食との出会い、栽培体験、調理の体験などを通して命の大切さを感じます。

この時期に「食習慣」を育むことは大切です。

幼稚園では和やかな雰囲気の中で、お弁当を食べたり、収穫物を使って会食をしたりする中でいろいろな食材と出会ったり食材を知ったり、季節の野菜を育てたり、収穫したりすることで食べ物への興味や関心を育てます。

ウサギの飼育

様々な生き物との出会い、餌を与えたり、水を替えたりなど世話をすることで、責任をもって飼育することの大切さを知ります

そらまめをむく

そら豆をむいたよ。中の白い皮がふわふわしていい気持ち。触って、むいて、食べて、実際に経験していろいろなことを学びます。

さつまいもの苗を植える

さつまいもの苗を植えました。「大きな、大きなお芋になあれ」秋にはたくさんのさつまいもを収穫します。長期間継続して育てることで、季節の移り変わりにも関心をもちます。

野菜の種を植える

「小さな野菜の種、大きくなーれ!」

さつまいもや夏野菜など苗を植えて育てる野菜や種いもを植えて育てるじゃがいも、時には、小さな小さな種を直接土に植えて育てる経験もしています。

実際に体験することから、食べ物を育てる苦労や成長を見る喜びも感じていきます。

 

一鉢づくり

一人一人が自分の鉢に野菜や花を植え、育てる経験をします。3歳・4歳・5歳とそれぞれの年齢に応じた物を植えたり、世話をしたりして経験を重ねます。

うしの話

私たちは『命』をもらって、食べて、生きています。『牛の話』を通じて命の学習をしました。

うしからできているもの

学校との連携

幼稚園では、小学校や中学校、各就学前施設と連携し子どもの発達を長期的な視点で捉え、互いの教育内容や指導方法の違いや共通点について連携会議等で理解を深め、幼稚園から小学校へのなめらかな接続を目指しています。小中高校生との出会いも子ども達の生活を豊かなものにしてくれます。

小学生と秋みつけ

5歳児が小学1年生と一緒に”秋みつけ”の園外保育に出かけます。他の就学前施設の子ども達も一緒です。

中学生の保育体験

中学生も職業体験で、子ども達と一緒に遊んだり、幼稚園の先生の仕事の一部を経験したりします。中学校のクラブでしていることを見せてくれたり、一緒に遊んだりする中で親しみやあこがれの気持ちをもったりします。

ブラスバンド部や合唱部の中学生との交流もしています。

豊かな文化との出会い

外国の方と出会い、世界には日本以外にもいろいろな国があることや、肌の色や目の色の違い、ことばの違い、生活の違い、様々な文化の違いについても知りしました。

地域の人々との出会いも子ども達の生活を豊かなものにしてくれます。

外国人と交流

おはようございます」「ありがとうございます」など、簡単なその国の言葉を教えてもらいました。

幼稚園では毎年いろいろな国の人との交流を行っています

外国の人と交流

踊りを見せてもらったり、一緒に遊んだり、握手をしたりして交流しました。

みんなで絵本を見る

先生に読んでもらって、みんなで一緒に「ワクワクドキドキ」楽しむ絵本の時間。

絵本を見る

幼稚園にはたくさんの絵本や本があります。

絵本・図鑑・物語の中から子ども達は、自分の好きな本を見つけたり、家に持ち帰って保護者の方に読んでもらったりしながら、空想の世界や知識を広げていきます。

高齢者と肩たたき

トントントントン肩たたき。歌を一緒に歌ったり手遊びをしたりしました。高齢者の方は、子ども達を温かく見守ってくれたり、一緒に触れあったり・・・。世代間交流は、子ども達の心を豊かにしてくれます。

高齢者とゲーム遊び

子ども達が幼稚園で遊んでいるゲーム遊びを一緒にしたり、こま回しを教えてもらったりしてふれあいます。

基本的生活習慣の育成

基本的生活習慣とは「睡眠、食事、排泄、清潔、衣類の着脱」等です。毎日の「生活リズム」と表現することもあります。毎日ほぼ一定の時間に眠り、ぐっすりと眠ったあとは機嫌良く目覚め、食事、排泄、遊び、運動、外出、入浴などの後、また決まった時間に眠るという一連の習慣化された規則正しい生活のサイクルで過ごすことです。食べて出して寝るという「生体リズム」を整え、こころとからだのバランスのとれた発達を促していくことで、子どもが健康に成長していきます。

自分のことが自分でできる。そういう「自立」が目的で、その大事な準備期間が幼児期です。幼稚園では保護者と協力して、一人一人の発達に応じた生活習慣の育成をしています

一日の生活が自分でわかる

今日の予定について見通しがもてるように、イラストなどを用いて一日の流れを表示しています。自分で見て確認することが、主体的に行動することにつながります。

分類して片づける

片づけは、環境と保育者の関わりにより、身に付きます。

どの子にとってもわかりやすい表示や種類別に分類し、遊びやすく片づけやすい環境の工夫をしています。また保育者の事前の声掛けやたっぷりとした遊び時間の保障をすることで自分の遊びに区切りをつけ、自ら片付ける力をはぐくみます。

手を洗う習慣

適量の石鹸を使って、指の間までしっかり手洗いをしています。

外遊びから室内に入ったとき、トイレの後、食事やおやつの前、毎日毎日続けることで、身についていきます。

お弁当を食べる

みんなで一緒にお弁当を食べます。年長児はお箸を使って、3歳児や4歳児は、一人一人の発達に合わせて、お箸の持ち方を指導していきます。

『食事は、楽しい』という気持ちを育むことを一番大切にし、少しずつ嫌いな物にも挑戦したりマナーを知らせたりしていきます。

間をあけて弁当を食べる

2020年度は、コロナ対策として、一人一人についたてをしたり、間隔を開けてお弁当を食べたりしています。

テーブルのアルコール消毒の他、子ども達も手洗いやアルコール消毒を徹底しています。

遊戯室や空いている保育室をランチルームとして活用しながら、楽しい雰囲気づくりにも努めています。

 

この記事に関するお問い合わせ先

指導課
学校指導係
〒590-0505大阪府泉南市信達大苗代374番地の4
電話番号:072-483-3671
ファックス番号:072-483-7306
e-mail:sidou@city.sennan.lg.jp

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