津波避難ビル(津波時一時避難施設)
東日本大震災では、甚大な津波被害により多くの方の尊い命が失われました。 泉南市も決して他人事ではありません。東南海・南海地震が起こった時には、津波が押し寄せてくることが予想されています。津波から命を守るためには、「より早く」、「より遠く」 、「より高く」避難するしかありません。しかし、どうしても「より遠くの安全な高台」へ避難できない方が、少しでも安全な場所に避難するためには、近くの堅固で高い建物、いわゆる「津波避難ビル」が必要となります。 このため、市ではご協力いただける民間の事業所やマンションの管理者の方々と「津波発生時における緊急避難場所としての使用に関する協定書」を締結し、津波避難ビルの指定を進めています。
津波避難ビルは、緊急時において一時的に避難する施設です。大規模災害時に市が開設する指定避難場所とは異なりますのでご注意ください。
津波避難ビルの指定基準
- 原則として3階以上のRC(鉄筋コンクリート造)またはSRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)の建築物
- 1981年に施行された新耐震設計基準に基づき建設された建築物または新耐震基準に準じた耐震工事を完了した建築物
- 海抜5メートル以下の地域の施設(特に南海本線より海側の地域)
津波避難ビルの利用開始・終了について
大阪府に「津波警報」または「大津波警報」が発表された時点で利用が可能となり、「津波警報」の解除をもって利用の終了となります。
津波避難ビルの利用時の注意
- 協定の避難場所となっているスペース(下記一覧表のとおり)以外には居住者等の許可無く立ち入らないでください。
- 津波避難ビルは、津波からの一時的な避難場所のため食料等の備蓄はありません。
- 施設の破損等に十分注意してください。やむを得ず施設を破損等した場合は、所有者等に申し出てください。
- 施設によって夜間・休日は施錠されている施設があります。施設一覧の備考欄を確認ください。
- 「津波警報」又は「大津波警報」が解除され安全が確認された場合は、速やかに自宅又は指定避難所に移動してください。
津波避難ビルの周知について

- 津波避難ビルに指定した施設には、右の標識シールを設置します。
- 津波避難ビルに指定した場合は、ホームページなどを用いて、周知を行います。
津波避難ビル一覧表(2024年6月24日現在)
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
岡田5-24-1 | 3階以上の廊下、屋上 | 約610名 | 夜間・休日の利用不可 |
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
りんくう南浜3−212 | 屋上 | 約380名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
棟名 | 住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
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1棟 | 岡田7-1690-1 | 3階以上の廊下 | 約420名 | 夜間・休日の利用可能 |
2棟 | 岡田7-1690-2 | 3階以上の廊下 | 約780名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
棟名 | 住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1棟 | りんくう南浜3-8 | 3階以上の廊下 | 約240名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
りんくう南浜3-7 | 3階以上の廊下等、屋上 | 約2680名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
樽井6-29-1 | 屋上部分 | 約180名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
男里5-20-1 | 4階空きスペース | 約300名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
棟名 | 住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
A棟 | 男里6-15-2 | 3階以上の全階の共用部分 | 約940名 | 夜間・休日の利用可能 |
B棟 | 男里6-15-1 | 3階以上の全階の共用部分 | 約630名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
りんくう南浜3-10 | 3階集合室、3・4階ホール、5階屋上 | 約900名 | 夜間・休日の利用可能 |
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
阪南市尾崎町532 | 3階廊下、作業員控室等 | 約300名 | 夜間・休日の利用不可 |
施設名称
住所 | 避難場所 | 収容人数 | 備考 |
---|---|---|---|
泉南市男里7丁目1455番地の4 | 4階食堂室、5階屋上 | 約869名 | 夜間・休日の利用不可 |
収容人数は1人あたり1平方メートルの換算です
津波からの避難について
泉南市沿岸部に1メートル津波が到達するまでの時間は約75分、最大津波高は3.2メートルとされています。大阪府に「津波警報」または「大津波警報」が発表されたら、次の点に注意して避難しましょう。
- 津波到達までには避難可能な時間を有するため、府道堺阪南線(旧国道26号線)を目標に山側へ避難しましょう。(海抜10メートル以上の高台を目指してください)
- 障害者や高齢者、小さな子どもを連れているなど、迅速な避難が困難な方、避難する時間がなくなった方は、「津波避難ビル」や近くの丈夫な建物の3階以上へ避難しましょう 。
- 車での避難は交通渋滞を招き非常に危険なため、徒歩か自転車で避難しましょう。
津波避難ビルにご協力ください
本市では東南海・南海地震等に備え、市民の皆様の安全を守るため、マンション等を管理されている皆様や事業所の皆様の協力のもと協定を締結し、今後も津波避難ビルの確保に努めていきます。 指定基準を満たす建物を所有又は管理されている個人又は法人でご協力いただける場合は、危機管理課までお問い合わせください。
津波避難ビルの指定には一定の条件があり、該当しない場合がありますのでご了承ください。
この記事に関するお問い合わせ先
危機管理係
〒590-0592大阪府泉南市樽井一丁目1番1号
電話番号:072-479-3601
ファックス番号:072-483-0325
e-mail:kikikanri@city.sennan.lg.jp
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